内科,消化器科
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その他

非アルコ-ル性脂肪肝は進行して肝硬変になることもあります

 非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)といって、多いわりにあまり知られていない病気があります。
NAFLDは、非アルコール性脂肪肝から非ア脂肪性肝炎(NASH)、繊維症、肝硬変までを広く含みます。NASHはこのうち10%を占めており、この半数が予後不良といわれています。すなわち、慢性に経過するうちに一部の人は肝硬変になってしまいますし、肝癌の併発も少なくないとされています。
 NAFLDは、よく話題になるメタボリック症候群の肝臓でのあらわれという見方があります。脂肪肝にとどまる人はよいのですが、内臓脂肪蓄積に関連し次第に肝臓の線維化が進行してしまう人もいます。これを阻止しなければなりません。
つまり、NASHが疑われたら早期の段階から治療*をすることが勧められます。

* 治療としては脂肪蓄積を呈する場合、カロリー制限と運動療法が必要で減量をはかることが最も重要です。また薬剤は、肝の脂肪酸代謝を調節するいくつかのものがあります。そして、ビタミンCとEが有効であるともいわれています。さらに、鉄過剰のある人は鉄分の摂取を制限します。

 

大腸癌を早い時期にみつけるには

 症状がないからといって一度も大腸検診を受けたことのない人が、中高年のおよそ7~8割にのぼるといわれています。しかし、大腸癌は癌による死因の女性で1位、男性で2位を占める時代になりました。50代になった人は、症状がなくても検診を受けましょう。また、近親者に大腸癌の人がいる場合は、40歳で検診を受けることをお勧めします。
 方法として、公費で負担されている便潜血をみるのと、初めから保険診療で内視鏡検診を行うのがあります。後者は、小さな癌を見落とすことがほぼなく、早い時期であればその場で内視鏡切除ができることもあります。そこで、リスクの高まる年代*になったら内視鏡検診を受けましょう。
 
近親者に大腸癌の人がいる場合は、その発見年齢より10年若いうちから検査を受けるのがよいといわれています。

 

帯状疱疹の予防にワクチン接種が有効です

 帯状疱疹は皮膚の一定の領域に水疱が生じ、そこに強い神経痛を伴い、皮疹消失後も神経痛に悩まされる病気です。60〜70代に多く発病し、治療が遅れると後遺症としての神経痛に長く苦しみます。この原因は、子供のころに罹患してそのまま潜伏していた水疱ウイルスの活性化です。つまり、帯状疱疹のウイルスは水痘ウイルスと同じものです。したがって、この予防に水痘ワクチン*が有効となります。とくにこの病気のリスクが高い糖尿病のある高齢の方に接種をお勧めします。
 
残念ながら、公費負担はないので自費診療になります。乾燥弱毒生ワクチンを1回接種しますと、5年間はこの病気を予防または軽症化します。なお、発病阻止は完全とはいえませんが、神経痛はかなりなくなります。さらに、5〜6年後に追加接種することも可能です。対象となる人は、子供のころに水痘にかかっていてもそれに対する抗体が落ちてしまった高齢者です。なお、実施に際してとくに抗体価をみておく必要はありません。